毎年夏から秋にかけて発生する台風。
近年では強力な台風によって甚大な被害を受ける地域も多く出ています。
台風の日には、強風で様々なものが飛ばされて家の設備が破損する恐れがあります。
特に窓ガラスが壊れたりしないか心配になりますね。
シャッターや雨戸がついている家は、窓ガラスを保護することができますが、すべての家に雨戸などがついているわけではありませんね。窓ガラスがむき出しの家では対策しなくてはなりません。
今回は台風被害から窓ガラスを保護する対策についてまとめています。
養生テープやダンボールなど身近にあるもので対策できますので、しっかり備えておきましょう。
台風の窓ガラス対策:養生テープで窓ガラス割れ防止対策
丈夫にできている家の窓ガラスですが、例年9月や10月には、台風による窓ガラス破損の修理依頼が多く発生するそうです。
台風で窓ガラスが破損すると、窓ガラスの修理で金銭的負担が発生するだけでなく、割れたガラスの破片でケガをする恐れがあります。
そこで、簡単に窓ガラスを台風から守る方法として、養生テープを使った対策があります。
養生テープを貼っておくことで、万一台風で窓ガラスが割れたときにもガラスの破片が飛び散るのを防ぐことができます。
養生テープは台風前から常備
養生テープがどんなものかご存じでしょうか。
養生テープは、主に引っ越し時の保護材を貼り付けたりするのに使います。ガムテープやビニールテープより粘着力が弱めにできているので、貼ったり剥がしたりすることができ、しかもガムテープと同じように手でちぎることができ大変便利なテープです。
ホームセンターやスーパーの雑貨売り場などで養生テープを手に入れることができます。
台風が接近してから購入するのでは遅く、売り切れになる可能性やそもそも外出するのが危険ですので、普段から養生テープを1本常備しておくと何かと便利です。
養生テープを窓ガラスに貼るときの方法・注意点
養生テープを窓ガラスに貼るときは、窓ガラスの内側(室内側)を綺麗に拭いてから、下記のイラストのように貼ってください。
1枚の窓ガラスに、タテ・ヨコ・ななめ(×印状)にテープを4本貼ります。
台風によるかなりの強風で物が飛んでくるおそれがある場合は、さらにタテ・ヨコの養生テープを増やすのもよいでしょう。
養生テープが湿気ではがれないよう、窓ガラスをふいた後は乾拭きをするなどしてよく乾燥させてから貼りましょう。
この方法で養生テープを窓ガラスに貼っても、窓ガラスの強度が上がるわけではありません。養生テープを貼っても窓ガラスは割れる場合があります。あくまでも台風等で窓ガラスが割れた時に、ガラスが飛散するのを防ぐための対策です。
養生テープを窓ガラスに貼ったまま放置すると、はがしにくくなったり、はがした跡が残ってしまいますので、台風の心配がなくなったらすぐはがすことをおすすめします。
養生テープがはがれなくなった時の対策として、剥離剤も養生テープと一緒に購入しておくのがいいですね。
台風の窓ガラス対策:ダンボールで窓ガラス割れ防止対策
台風の時の対策として、窓ガラスにダンボールを取り付ける方法もあります。
ダンボールを窓の外側に貼っておけば、台風で物が飛んできたときも衝撃を吸収して割れるのを防ぐ対策になりそうですが、窓ガラスの外側に貼る場合はこんなデメリットもあります。
そのため、ダンボールで対策をする場合も窓ガラスの内側(室内側)に取り付けるほうがよさそうです。
ダンボールで台風対策をする方法は、ダンボールを窓ガラスのサイズに合うようカットして、ガムテープや養生テープで固定するだけ。
ダンボール同士が重なる部分も、しっかりとガムテープや養生テープで貼り合わせてください。
この方法も、養生テープでの対策と同様、台風で万一窓ガラスが割れてしまった場合に、室内に破片が飛び散るのを防止するものです。
絶対に割れなくなる、窓ガラスの強度が上がるほどの対策はできませんので、十分注意してください。
台風の窓ガラス対策:専用アイテムで対策
窓ガラス用の飛散防止フィルム(防犯フィルム)も、台風で窓ガラスが割れた時に、ガラスの破片が飛び散らないようにするのに効果的です。
自宅の窓ガラスに合わせたサイズを探したり、カットして貼る手間がかかりますので、台風のない季節に時間を取って対策しておくこともおすすめです。
台風から窓ガラスを保護する対策まとめ
台風の時に窓ガラスを保護する対策についてまとめました。
養生テープやダンボールなど、身近にあるものでサッと対策できますね。
また普段から家の外で窓の近くにあるものを片付けて、台風で飛んでぶつからないようにするのも大事な対策のひとつです。
台風が来る季節になる前に一度対策をチェックしてみてはいかがでしょうか。