風邪・花粉の時期、また昨今の新型コロナウイルス対策ではマナーとして必須のマスク。使い捨ての不織布マスクも便利ですが、なんだかもったいない気もしますね。
マスクは不織布(使い捨て)のものも洗って再利用できるのでしょうか?布(ガーゼ)マスク・不織布マスクの正しい洗い方をマスターしましょう!
不織布(使い捨て)マスクは洗える?
不織布のマスクは原則として使い捨てが推奨されています。少し外に出ただけでも、自分や他人の飛沫、空気中のゴミなどが付着している可能性が高いからですね。
ただし、不織布のマスクは本来使い捨てではありますが、優しく洗えばまた使うことができます。注意すべきことは、洗濯機は絶対に✕です!
①洗面器に水をはり衣料用洗剤を入れる
②マスクをつけ置きする
基本的にマスクはつけ置き洗いをするのが確実です。
マスクの不織布は耐久性が普通の布より弱いので、強くもみ洗いすると繊維がほぐれて毛羽立ってしまいます。
また、洗濯機などで強く洗うと鼻や口元に入っているワイヤー(ノーズフィッター)がマスクの生地から飛び出してしまい、ケガの原因となってしまいます。
③水道水でよくすすぎ、乾いたタオルで挟んで水気を吸う
④形を整えて干す
マスクに洗剤が残らないように、水道水でやさしく確実にすすいでください。
水気を切るのに洗濯機の脱水機能や乾燥機は絶対にNGです。やはり衝撃や熱で生地が傷んでしまいます。タオルで水気を吸い、洗濯バサミで吊るして陰干しします。
こうして不織布マスクも手洗いすることで数回程度は再利用することができます!
布マスクの正しい洗い方
政府から各戸配布されているものや、手作りや市販の布マスクの正しい洗い方を確認しましょう!
実は厚生労働省と経済産業省が布マスク(ガーゼマスク)の洗い方の動画をYouTubeにアップしています。
不織布マスクとほぼ同様の手順で、洗面器に洗剤を入れ優しく押し洗いし、水気を切って陰干しです。
ポイントはやはりもみ洗いをしないこと。布マスクも、ガーゼなど薄い生地でできているので、強くもみ洗いをしてしまうと繊維が傷んでしまいます。
また、汚れが気になるときは漂白剤につけ置きするのも有効です。漂白剤を使うときは換気を必ずしてください。手が荒れる心配がある方はゴム手袋をしてください。
布マスクは1日1回、着用したあとすぐ洗うようにした方が清潔ですね!
特殊な素材の布マスクの洗い方は?
最近ではミズノなどのスポーツメーカーが、スポーツ衣料の素材などを使用した快適な布マスクを製造しています。また、ドンキホーテなどでウレタン製の洗って使えるマスクも販売されていますね。
こうした特殊な素材を使っているマスクについては、マスクの商品説明に記載されている洗い方に従うのが確実です。
例えばミズノ製の布マスクはポリウレタンとポリエステルの混紡です。洗濯機にも耐えられる強い繊維ではありますが、ミズノは手洗いを推奨しているようです。
またウレタン製マスクについては、ウレタンマスクの大手、ピッタマスクの公式の洗い方説明動画がありました。
ピッタマスクの洗い方も、基本的には上で紹介した布マスクの洗い方と同じで、洗面器に水を張って中性洗剤でやさしく手洗い、よくすすいでタオルで水気を切って陰干し、という手順です。洗濯機はNGです。
まとめ
いかがでしたか?不織布(使い捨て)マスクも布マスクも、洗うときはもみ洗いせず優しく押し洗い。乾燥機は使わずタオルで水気を切って陰干しするのが長持ちのポイントです!
清潔なマスクで花粉・風邪・新型コロナを乗り切りましょう!