一年中手に入りサラダや付け合わせに欠かせないレタス。
いつまでもシャキシャキのみずみずしい食感を長持ちさせたいですよね。
でも、保存していてもすぐしなしなになってしまうことも多いです。
今回は、レタスを長持ちさせる保存方法について次のことを調べました。
レタスを長持ちさせる保存方法
日持ちしないイメージのあるレタスですが、ちょっとした工夫でシャキッと鮮度の良い状態を保つことができます。
少しでも新鮮に長持ちさせて、毎日シャキッとしたレタスが冷蔵庫にあったら本当に便利ですね。
レタスの保存方法について、
●レタスを1玉丸ごとそのまま保存する方法
●レタスをちぎった(カットした)状態で保存する方法
この2つにわけて解説していきたいと思いますので、ぜひ役立ててみてください。
レタスの長持ちする保存方法①レタスを1玉丸ごと保存
安くなっていたレタスを丸ごと購入したはいいものの、すぐに使いきれずほとんどしなしなになってしまい、結局無駄遣いに…
そんな悲しい思いをした人は多いのではないでしょうか。
レタスを1玉そのままでも、新鮮な状態で長持ちさせられる保存方法があります。
【手順】
1.レタスの芯をくりぬく ※包丁ではなく手で
2.キッチンペーパーを濡らして絞ったものをレタスの芯を抜いた部分に詰める
3.レタス全体を新聞紙、ラップ、またはビニール袋で包んで、芯が下になるように冷蔵庫にしまう
レタスの芯をくりぬくときは、包丁ではなく手でくりぬいてください。
レタスと包丁が触れた部分が、金属に反応して酸化・変色する原因となります
また、1/2カットのレタスでも同じ保存方法で長持ちさせることができます。
カットされた部分に変色がある場合は、その部分をちぎって取り除いてから、同じように手で芯をくりぬいて保存してください。
【保存期間】
購入したときの状態にもよりますが、レタス1玉を上記の方法で保存した場合、1週間前後は長持ちします。
季節や状態によって、もう少し長く保存できる場合も。
レタスを少しずつ使用することになりますが、その際は必ず必要分を手でちぎってください。
包丁を使うと、金属に触れた断面が変色する原因になります。
レタスの長持ちする保存方法②レタスをちぎった(カットした)状態で保存
サラダ用にたくさんレタスをちぎったけれど、使いきれずに余ってしまうこともありますよね。
そんな時には下記の方法で保存してみてください。
レタスを丸ごと1玉保存するより、保存できる期間は短くなってしまいますが、丁寧に処理すれば少しは長持ちさせることができます。
【手順】
1.ちぎったレタス(カットレタス)の水気をしっかり切る
2.水気を切ったちぎったレタスをキッチンペーパーで包んで、ジップロック(保存袋)、ビニール袋、保存容器に入れ冷蔵庫で保存
レタスがしなしなになってしまう原因は、水分が抜けてしまうから。
キッチンペーパーでレタスを包むことで保湿効果があり、水分が抜けにくくなって長持ちさせることができるのです。
【保存期間】
包丁ではなく手でレタスをちぎった場合も、ちぎった部分の細胞が壊れてしまうため徐々に酸化することになります。
そのため、丸ごと1玉のレタスよりはどうしても保存期間が短くなります。
ちぎったレタスの保存期間は1,2日と考えるのがよいでしょう。
手でちぎった場合も断面が酸化して変色してしまうことがありますが、変色した部分を取り除いて食べることができます。
レタスの長持ちする保存方法:冷蔵?冷凍?常温?
レタスを長持ちさせるには、冷蔵庫で保存、冷凍保存、常温のどれがいいのでしょうか。
レタスの常温保存はNG
まず、基本的にレタスは常温保存はできない野菜です。
すぐに鮮度が落ちてしまいます。
レタスの冷凍保存方法は?
レタスは冷凍保存することができます。
冷凍保存の場合は、2週間ほどは保存できます。
ただ、レタスを冷凍すると、シャキシャキした食感やみずみずしさが損なわれてしまいます。
冷凍保存したレタスは、スープや炒め物など、加熱調理に使用するほうがよいでしょう。
【保存の手順】
1.レタスを水洗いし、キッチンペーパーで水気をしっかり切る
2.手でちぎったあと、ジップロックに入れて空気を抜き、冷凍庫で保存
レタスに水気が残っていると、冷凍したときにレタス同士がくっついてしまい、割れやすくなります。しっかり水気を切ってください。
レタスは冷蔵庫で保存が○!
冷凍保存する際の手間を考えると、やはりレタスは冷蔵庫で保存するほうがいいですね。
冷蔵庫にそのまま入れるのではなく、必ず新聞紙やラップで包んだり、ビニール袋に入れて保存してください。
レタスが乾燥するとシャキシャキした食感が失われてしまいます。
レタスの長持ちする保存方法:裏技編
ここからは、レタスを長持ちさせる裏技的な保存方法をご紹介します。
レタスの芯につまようじ
レタスを長持ちさせる保存方法の裏技的テクニックとして、「レタスの芯につまようじを刺す」というものがあります。
本当にそんなことでレタスが長持ちするの?と思う人も多いと思います。
レタスをはじめ、多くの野菜には「生長点」というものがあります。
「生長点」は、野菜の成長を左右するもので、細胞分裂をうながし野菜の成長を促進する働きがあります。
この成長点を物理的に破壊して、働きを止めると野菜の成長が止まります。
野菜は収穫された後も生長を続けているのですが、土から栄養を取れない状態で生長するので多大なストレスがかかってしまい、鮮度が失われていくのです。
レタスの成長点は、芯の中の葉の付け根にあたる部分にあります。
この部分につまようじを刺し破壊することで、通常よりも鮮度を保てるようになるということです。
芯につまようじを刺すので、この保存方法は1玉丸ごとのレタスにしか使えませんが、試す価値はあるのではないでしょうか。
【保存の手順】
1.レタスの芯の真ん中を避け、3~4本のつまようじを刺さるところまで刺す
あとは保存しやすいようにつまようじを短くカットし、新聞紙やラップで包む、またはビニール袋に入れて冷蔵庫で保存すればOKです。
この方法で、ある実験では1か月もレタスの葉のハリが保たれていたという結果もあります。
レタスの芯に小麦粉
こちらも、丸ごと1玉のレタスを保存する方法です。
小麦粉でレタスの芯の部分に蓋をして水分が抜けるのを防ぎ、長持ちさせる方法です。
この保存方法をしたレタスの場合、1週間前後長持ちするようなので試してみてください。
【保存の手順】
1.レタスの芯を数ミリ程度切り落とし、切り口に小麦粉をつける
2.新聞紙、ラップで包む、またはビニール袋に入れて冷蔵庫で保存
レタスを50℃のお湯につける
なんと、レタスをお湯につけることで保存期間をのばしたり、しなびてしまったレタスを復活させることもできます。
手順は、レタスをざっくりと切って50℃のお湯に2,3分つけるだけです。
レタスをお湯につけるとシャキッとする理由は、ヒートショック効果によるものです。
収穫後のレタスは、葉の表面の気孔を閉じて水分が蒸発しないようにしています。
しかしお湯につけることで、ヒートショックにより気孔が開いて細胞に水分を取り込もうとするので、シャキッとした食感が戻ります。
また、レタスの表面についた雑菌を熱で減らすことができるうえ、カットした切り口の変色も防ぐことができます。
さらにレタスの味にも変化があり、渋さやえぐみのもとになるアクが取り除かれることで、よりうまみを感じられるようになります。
レタスの長持ちする保存方法まとめ
レタスを美味しく長持ちさせる保存方法をまとめてみました。
ちょっとした工夫でより長くおいしいレタスが楽しめるようになります。
簡単なものばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。