LINEやSNSで新年のあいさつをすることも増えましたが、やっぱりもらうと嬉しいのが年賀状ですね!
だからこそ、年賀状の正しい書き方のマナーを知らないと相手をがっかりさせてしまうことになります。
例えば自分に届いた年賀状の宛名の書き方がメチャクチャだったらどう思いますか…?
「えっ、この人ちゃんと勉強してないのかな?」
「えっ、この人私のこと嫌いなのかな?」
なんて思いますよね!お正月から気がめいってしまうのはよくないです。
年賀状の宛名を印刷してくれるWebサービスもありますが、この機会に相手に失礼のない年賀状の宛名の書き方のマナーを学んでみませんか?
いい年してマナーも知らないなんて恥ずかしい…そんな人も大丈夫!ネットならこっそり学べますから(笑)
正しいマナーで綺麗な年賀状を書いて気持ちよくお正月を過ごしたいですね!
【知らなきゃマズイ】年賀状の宛名の書き方マナー
基本中の基本ともいえる年賀状の宛名書きのマナーをお伝えします!
年賀状に限らず、宛名は手紙を受け取った人が最初に見る面ですので、きちんとした書き方のマナーが守れていないと悪印象になってしまいます。
宛名書きマナー:相手の氏名
○丁寧にはっきり、大きめに書く
(続け字にしない、漢字の間違いに注意)
全体のバランスを取るために、宛名書きは相手の氏名から書き始めることをおすすめします!
縦書きの場合は、郵便番号の1,2文字目の欄の真下に、横幅を合わせて書くとキレイに書きやすいです。
宛名書きマナー:「様」などの敬称
○忘れずに必ず敬称をつける
○氏名と同じくらいかやや小さめに、丁寧に書く
相手の氏名の下には必ず「様」などの敬称を書きますが、相手の立場や関係性によって、敬称の種類は変わってきます。
・一般的な個人宛…「様」
・会社などの団体宛…「御中」
・自分の恩師や医師、弁護士など…「様」または「先生」
・相手の子供を連名で書くとき…小学生くらいまでは「くん」「ちゃん」でもOK
<ビジネス編>宛名書きマナー:相手の会社名
○法人格を省略しない
○個人に宛てる場合は、氏名より小さく書く
○会社・組織宛ての場合は氏名のように真ん中に大きめに書く
ビジネス年賀状で相手の会社名を書くときは、法人名を省略しないように書いてください。株式会社を(株)、有限会社を(有)と省略するのは宛名書きではNGです。
そんな常識知らずがいる会社とは取引したくなくなります(小声)
会社内の個人宛てに年賀状を出す場合は、会社名は氏名より小さく書くようにします。会社や組織そのものに宛てて年賀状を出す(「御中」で出す)場合は、個人の氏名のように真ん中に大きめに書きましょう。
宛名書きマナー:住所
○相手の氏名より小さい字で書く
○都道府県名・アパートやマンション名を省略しない
住所は都道府県名から書きましょう。都道府県名を省略して市区町村名から記入する人も多いと思いますが、それは自分と同じ都道府県内かつ親しい間柄の人までにしましょう!
郵便番号が正しければ、最悪番地だけ書いてある場合も配達はしてもらえますが、やはり受け取った人にとっては「手抜き」に見えて失礼にあたります!
また、アパートやマンション名を省略してしまうと、同じ番地内の違う建物へ届いてしまう場合があります。把握しているなら建物名を省略せず書くのが安全です。
宛名書きマナー:番地
○相手の氏名よりも小さい字で書く
○縦書きの時は漢数字で書く
○横書きの時はアラビア数字(1,2,3…)で丁寧に書く
縦書きで番地を書くときに気を付けたいのが2ケタ以上の番地の書き方です。「10、20、30…」は「十、二十、三十…」ではなく「一〇、二〇、三〇…」と書きます。これは郵便局の人が読み間違いするのを防ぐためです。
また、2ケタの番地は間に「十」を入れず、例えば「24」なら「二四」のように漢数字ひとつずつを続けて書きます。
ただし、最近では「十」を入れて書く人も増えていますので、極端な話他人が正しく読めればどちらでも構いません。自分の字の癖によって読みやすくなるように調整するのがいいと思います!
特に「11、12、21、23、32」については「一一、一二、二一、二三、三二」と書くと、字の癖によっては読み間違いの可能性があるため、「十一、十二、二十一、二十三、三十二」と書いても問題ないとされています。
宛名書きマナー:自分の住所・氏名
年賀状の裏面に自分の住所・氏名を記載していない場合は、必ず表面に記入します。
縦書きの場合は左下の郵便番号欄の範囲内に収まるようにするとキレイです。
これは実話なのですが、私のところに自分の住所を書かずに年賀状を送ってくる人がいて、次の年に年賀状を送ろうとして住所がわからず毎年困っています(^^;)
面倒だし、相手も知っているだろうと思うかもしれませんが、住所は必ず書いておいた方がいい印象を与えられます!
年賀状マナー:使えない色はある?
ここからは年賀状でのその他のマナーをご紹介します!
そういえば年賀状で使ってはいけない色はあるのかな?
年賀状を書いていてふと疑問に思うことはありませんか?年賀状で使ってはいけない色はあるのでしょうか。
結論としては、「文字の色にグレー(灰色)はNG!」です。
グレーの文字は弔事(お悔み)を連想するものですので、使用しないようにしましょう。要は、喪中はがきに使われるような色は避けた方が無難ということです!
また、年賀状に写真を載せるときに、黒いフチを付けるのも避けてください。こちらは遺影を連想させるためタブーとされています。
まあ、ちょっと考えればわかることですね!
年賀状マナー:忌み言葉ってなに?
年賀状で使ってはいけない言葉はあるの?
年賀状で使うべきではない「忌み言葉」がいくつかあります。忌み言葉は、苦しみや悲しみなどを連想させるマイナスの言葉で縁起が悪く、年賀状にふさわしくないのです。知らないとは言わせませんよ?
【忌み言葉の例】
①去年
「去年はお世話になりました」と口頭でも気軽に言ってしまいそうですが、「去」は幸福が去る、大切なものを失うことを連想させるためNGです。年賀状で同様の表現をする場合は「旧年中はお世話になりました」となります。
②コロナ禍
コロナ禍で何かと大変だった2021年。相手を思いやる年賀状を書きたいものですが、「禍」はわざわいという意味なので年賀状にはふさわしくありません。「大変な時期でしたが~」などと言い換えましょう。
③その他よくない事を連想させる言葉
苦しむ、病む、病気、痛い、などストレートなものから、切れる、終わる、離れる、倒れる、枯れる、崩れる、なくなる、などうっかり使ってしまいそうな言葉など多数あります。
改まった年賀状を書く場合は、ネットで文例集などを参考にするのが無難ですね!
…嫌いな人には積極的に忌み言葉を使っていってもいいでしょうかね?(闇)
まとめ
年賀状の宛名の書き方マナーなどを紹介しました!
難しそうなマナーですが、ポイントを抑えれば見た目もキレイで相手に好感を与える年賀状にすることができますね。
また、使ってはいけない色や忌み言葉にも気を付けて年賀状作りを楽しんでくださいね!